【仕事終わりに】"call it a day"の意味と使い方【スマートに切り上げる英語】

こんにちは、たねやつです。

長い一日の仕事や勉強が終わり、「さあ、今日はもうおしまいにしよう!」と思う瞬間、ありますよね。日本語では「今日はここまでにしよう」「切り上げよう」と言いますが、英語にはこの日の活動の終わりを宣言する、非常に一般的で便利なイディオムがあります。それが call it a day です。

直訳すると「それを一日と呼ぶ」。一日の仕事や活動が完了し、それを「一日分」として区切りをつける、というニュアンスが感じられます。

この記事では、call it a day の意味と使い方から、応用的なバリエーション、そして「終わりにする」に関連する他の英語表現まで、詳しく解説していきます。このフレーズを覚えれば、仕事の終わりや会議の締めが、よりスマートになりますよ。

この記事で覚える英語表現

  • call it a day の基本的な意味と使い方
  • Let's call it a day. という提案の形での頻出用法
  • call it a night との使い分け
  • 「終わりにする」「やめる」を意味する類義語・代替表現
  • 仕事、会議、勉強など様々な場面での実践的な使い方

今日の英語表現

call it a day の基本的な意味

call it a day は、「(その日の仕事や活動を)終わりにする」「切り上げる」という意味のイディオムです。一日の作業が十分に終わったと判断した時や、これ以上続けても効率が上がらないと感じた時に、その日の活動を終了することを宣言・提案する際に使われます。

call it a day の使い方

提案として:「今日はここまでにしましょう」

Let's call it a day. の形で、一緒に作業している仲間に対して「今日はこの辺で終わりにしましょう」と提案する際に非常によく使われます。

We've been working for 10 hours. I think it's time to call it a day.
(もう10時間も働いている。そろそろ今日は終わりにした方がいいと思う。)
A: "I'm getting tired. How about you?"
B: "Me too. Let's call it a day."
(A:「疲れてきたよ。君はどう?」 B:「僕もだ。今日はここまでにしよう。」)
**ワンポイント:`call it a night` との違い**
夜に活動を終える場合は `call it a night` という表現も使われます。「今夜はこれでお開きにしよう」という意味で、飲み会や夜のパーティーを終える時などによく使われます。`call it a day` は昼夜問わず使えますが、`call it a night` は夜限定です。

応用編:様々なシナリオで使ってみよう

このイディオムは、仕事だけでなく、勉強、スポーツの練習、趣味の活動など、あらゆる一日の活動を終える際に使うことができます。

  • 会議の締めくくりに: We've covered everything on the agenda. Let's call it a day. (議題の項目はすべて話し合いました。今日はこれで終わりにしましょう。)

  • 勉強を終える時に: I can't focus anymore. I'm going to call it a day and continue tomorrow. (もう集中できない。今日は終わりにして、続きは明日にしよう。)

  • 引退やキャリアの終わりを示唆して: After 40 years in the industry, the legendary actor decided to call it a day. (業界で40年活躍した後、その伝説的な俳優は引退することを決意した。) ※この用法では、「キャリアという長い一日を終える」という比喩的な意味になります。

「終わりにする」を伝える代替表現

call it a day の他にも、「活動を終える」ニュアンスを持つ表現はいくつかあります。

wrap it up

「(仕事や会議などを)締めくくる」「終わりにする」という意味の口語的な表現です。Let's wrap it up. の形で、「さあ、締めに入ろうか」というニュアンスで使われます。

We need to wrap up this meeting in 5 minutes.
(この会議を5分で締めくくる必要があります。)

finish for the day

「今日の分は終わりにする」という、より直接的で分かりやすい表現です。

I'm going to finish for the day and go home.
(今日の仕事は終わりにして、家に帰ります。)

call it quits

「(仕事や活動、関係などを)やめる」「手を引く」という意味です。call it a day がその日一日の活動を終えることを指すのに対し、call it quits は、恒久的に何かをやめる、というニュアンスが強いです。

After years of trying, they decided to call it quits on their business.
(何年もの挑戦の末、彼らはそのビジネスから手を引くことを決めた。)

今日の英語クイズ

あなたは同僚と夜遅くまで残業しています。キリの良いところまで作業が進んだので、「疲れたし、今日はこの辺で切り上げない?」と提案したいです。最も適切な表現はどれでしょう?

  1. Let's go the extra mile.
  2. Let's get out of hand.
  3. Let's call it a day. I'm exhausted.
  4. Let's cut corners.

答え 正解は 3. Let's call it a day. I'm exhausted. です。 Let's call it a day. で「今日は終わりにしよう」と提案し、I'm exhausted.(疲れ果てた)でその理由を補足している、非常に自然な表現です。夜なので Let's call it a night. と言うこともできます。

最後に

今回は、一日の活動の終わりを告げる便利なイディオム call it a day をご紹介しました。仕事や勉強の終わりにこの一言を添えるだけで、スマートな区切りをつけることができます。

また、比喩的に「引退する」という意味で使われることもある、奥の深い表現でしたね。

ぜひこのフレーズを覚えて、日々の活動の締めくくりに、あるいは会議の進行役として、効果的に使ってみてください。

参考・引用

  • 特になし