こんにちは、たねやつです。
「子どもの英語教育、何から始めたらいいんだろう?」 そう考えたとき、まず選択肢に挙がるのが「おうち英語」ではないでしょうか。高価な教材や英会話スクールに通わなくても、家庭で、しかも親子のコミュニケーションの一環として、今日からすぐに始められるのが最大の魅力です。
「でも、私自身が英語が苦手で…」 そんな心配は全く必要ありません!おうち英語の成功の秘訣は、親の英語力ではなく、「いかに親子で英語の時間を楽しめるか」にかかっています。今回は、誰でも気軽に始められる「おうち英語」の具体的な3つのステップをご紹介します。
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この記事でできること
- 親の英語力に自信がなくても「おうち英語」を始められることがわかります。
- 家庭で英語に親しむための具体的な3つの方法(歌・動画・絵本)を学べます。
- それぞれの方法で、どのようなコンテンツを選べば良いかのヒントが得られます。
- 「英語=楽しい!」というポジティブな体験を子どもに与えるための心構えが身につきます。
ステップ1: 英語の「歌」をかけ流す
おうち英語の第一歩として、最も簡単で効果的なのが「歌のかけ流し」です。 これは、BGMのように英語の歌をただ流しておくだけ。子どもに無理に聞かせようとしたり、一緒に歌ったりする必要もありません。
なぜ「歌」がいいの?
- リズムとメロディー: 子どもは理屈ではなく、感覚で言葉を捉えます。楽しいメロディーに乗せることで、英語特有のリズムやイントネーションが自然と耳に残ります。
- 繰り返しが多い: 童謡やマザーグースは、同じフレーズが何度も繰り返されるため、自然と単語や表現を覚えやすくなっています。
- 心理的ハードルが低い: 「勉強」という堅苦しさが全くなく、日常生活にスムーズに取り入れることができます。
どんな歌を選べばいい?
まずは、YouTubeで「Super Simple Songs」や「Cocomelon」といったチャンネルを検索してみてください。世界中の子どもたちに大人気の、シンプルで分かりやすい英語の歌がたくさん見つかります。CDや音楽配信サービスで、マザーグースのアルバムを探すのも良いでしょう。
ステップ2: 英語の「動画」を見せる
子どもたちが大好きな動画コンテンツは、おうち英語の強力な味方です。映像があることで、言葉と意味が直感的に結びつき、楽しみながら語彙を増やすことができます。
動画を見せる際のポイント
- 時間を決める: 「1日30分まで」のように、事前にルールを決めましょう。だらだらと見せ続けるのは避けるべきです。
- 親も一緒に楽しむ: 可能であれば、親も隣で一緒に見て、「面白いね!」「What's this?」などと(日本語でもOK)声をかけると、子どもの興味がさらに深まります。
- 内容を選ぶ: あまりにストーリーが複雑なものや、会話のスピードが速すぎるものは避け、幼児向けの知育チャンネルや、セリフが少なく動きで楽しめるアニメーションから始めるのがおすすめです。
ステップ3: 英語の「絵本」を読み聞かせる
絵本は、親子の温かい触れ合いの時間を作りながら、英語の世界を広げてくれる素晴らしいツールです。
親の英語力に自信がなくても大丈夫!
「発音が悪かったらどうしよう…」と心配になりますよね。でも、大丈夫。大切なのは、ネイティブのような完璧な発音ではなく、子どもに「英語の絵本って楽しいな」と感じてもらうことです。
- CD付きの絵本を選ぶ: まずはCDの音声の真似をして読んでみましょう。
- YouTubeの読み聞かせ動画を参考にする: ネイティブがどのように読んでいるか、参考にできる動画がたくさんあります。
- 単語を指差すだけでもOK: 無理に文章を読もうとせず、「Apple!」「Dog!」と、絵を指差しながら単語を言うだけでも立派な英語の時間です。
どんな絵本を選べばいい?
- 色が鮮やかで、絵がシンプルなもの
- 擬音語や繰り返しが多い、リズミカルな文章のもの
- 厚紙でできたボードブック(丈夫で、赤ちゃんが自分でめくりやすい)
世界的に有名なエリック・カールの『はらぺこあおむし(The Very Hungry Caterpillar)』などは、最初の1冊として非常におすすめです。
最後に
おうち英語は、「やらなければならない」という義務感を感じた瞬間に、親子双方にとって苦痛になってしまいます。
今回ご紹介した3つのステップは、あくまでも選択肢の一つです。歌が好きな子、乗り物の動画が好きな子、動物の絵本が好きな子。我が子の「好き」を入り口にして、まずは「親子で一緒に楽しむ」ことから始めてみてください。
その楽しい時間の積み重ねが、子どもの英語への好奇心を育む、何よりの栄養になるはずです。
次回は、おうち英語から一歩進んで、英語教材やスクールを検討する際の選び方のポイントについて解説します。