【幼児英語教材・スクールの選び方】後悔しないための5つの比較ポイント

こんにちは、たねやつです。

「おうち英語」で英語に親しむ時間を持ち始めると、次のステップとして「本格的な教材やスクールも考えた方がいいのかな?」と感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、世の中には驚くほどたくさんの選択肢があり、一体どれが我が子に合っているのか、見極めるのは至難の業です。

高価な教材を買って後悔したり、せっかくスクールに通い始めたのに子どもが嫌がってしまったり…といった失敗は避けたいものですよね。

今回は、後悔しないための「英語教材・スクールの選び方」について、押さえておくべき5つのチェックポイントをご紹介します。

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この記事でできること

  • 多様な英語教材やスクールの種類と、それぞれの特徴がわかります。
  • 我が子の性格や家庭のライフスタイルに合った選択肢を見つけるための、具体的なチェックポイントを学べます。
  • 「ネイティブ講師 vs 日本人講師」「グループレッスン vs プライベート」など、よくある悩みの判断基準がわかります。
  • 無料体験などを活用し、賢く情報収集するためのヒントが得られます。

どんな選択肢があるの?

まず、幼児向けの英語教育サービスは、大きく分けて以下の4つのタイプに分類できます。

  1. 通信教材(セット教材):

    • DVD、CD、絵本、おもちゃなどが連動した、体系的なカリキュラムが組まれている。
    • 例:ディズニー英語システム(DWE)、ワールドワイドキッズ(WWK)など。
    • メリット:家庭で好きな時に取り組める。カリキュラムが一貫している。
    • デメリット:初期費用が高額になりがち。親のサポートが不可欠。
  2. 英会話スクール(通学型):

    • 決まった曜日・時間に教室に通い、講師や他の生徒と直接対面で学ぶ。
    • メリット:友達と一緒に学べる楽しさがある。強制力があり、習慣化しやすい。
    • デメリット:月謝の他に、入会金や教材費がかかる。送迎の負担がある。
  3. オンライン英会話:

    • PCやタブレットを使い、海外在住の講師などとマンツーマンでレッスンを受ける。
    • メリット:料金が比較的安い。場所を選ばず、好きな時間に受講できる。
    • デメリット:講師の質にばらつきがある場合も。通信環境が必要。
  4. 英語学習アプリ・市販教材:

    • スマホタブレットで使えるアプリや、書店で購入できるドリル、DVDなど。
    • メリット:手軽に、安価で始められる。
    • デメリット:体系的な学習にはなりにくい。子どものモチベーション維持が難しい。

後悔しないための5つのチェックポイント

✅ 1. 子どもの性格に合っているか?

何よりも一番大切なのが、子どもの性格との相性です。 - 人見知り・場所見知りする子: まずは家庭でリラックスして取り組める通信教材や、マンツーマンのオンライン英会話から試してみるのが良いかもしれません。 - 活発で、お友達と遊ぶのが好きな子: グループレッスン形式の英会話スクールで、体を動かしながら学ぶのが向いている可能性があります。 - 競争心が強い、負けず嫌いな子: レベル別のクラスがあるスクールや、達成度が可視化されるアプリなどがモチベーションに繋がることもあります。

✅ 2. カリキュラムや指導方針は?

  • 「楽しむ」重視か、「学ぶ」重視か: 歌やダンスが中心のプログラムか、フォニックスや読み書きの基礎までしっかり教えるのか。
  • ネイティブ講師か、日本人講師か:
    • ネイティブ講師: 自然な発音や異文化に触れられるのが魅力。
    • 日本人バイリンガル講師: 子どもが困った時に日本語でフォローしてもらえる安心感がある。文法的な説明が分かりやすい。
  • 指導メソッド: モンテッソーリ教育を取り入れている、CLIL(内容言語統合型学習)を実践しているなど、スクールによって特色があります。

✅ 3. 家庭のライフスタイルに合っているか?

  • 費用は予算内か: 初期費用だけでなく、月々の支払いや、将来的に発生する可能性のある追加費用(イベント参加費など)も確認しましょう。
  • 時間的な負担は?: スクールへの送迎時間や、家庭学習に親が付き添う時間は確保できるか。共働きで忙しい家庭なら、オンラインやアプリの方が継続しやすいかもしれません。

✅ 4. 親の価値観や教育方針と一致しているか?

  • 何を目標とするか: 「ネイティブのような発音を身につけてほしい」「英語への抵抗感をなくしてほしい」「将来の受験に役立ててほしい」など、家庭によって目標は様々です。その目標達成に、その教材やスクールが本当に合っているかを考えましょう。
  • 親の関与度は?: 親が積極的に関わることを前提とした教材なのか、ある程度お任せできるプログラムなのか。

✅ 5. 無料体験やカウンセリングは活用したか?

ほとんどの教材やスクールでは、無料体験レッスンやサンプル教材の提供、教育カウンセリングなどを行っています。カタログやウェブサイトの情報だけで判断せず、必ず実際に子どもに体験させてみましょう。

その際のチェックポイントは、 - 子どもが楽しんでいたか? - 講師の雰囲気や、子どもへの接し方はどうか? - 教室の環境は安全で、魅力的か?

複数のサービスを比較検討することで、それぞれの長所・短所が客観的に見えてきます。

最後に

教材やスクールは、あくまでも子どもの英語学習をサポートする「道具」の一つに過ぎません。どんなに評判の良いサービスでも、子ども本人や家庭に合っていなければ、その効果は半減してしまいます。

「これが絶対に正しい」という選択肢はありません。今回ご紹介したチェックポイントを参考に、ぜひ我が家にとっての「ベストな選択」を見つけてみてください。

次回は、少し耳の痛い話しかもしれませんが、早期英語教育における「よくある失敗談」を取り上げます。先輩パパ・ママたちの経験から学ぶことで、同じ轍を踏まないためのヒントを探ります。

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