【意見が合わない!】"don't see eye to eye"の意味と使い方【人間関係で役立つ英語】

こんにちは、たねやつです。

会議での議論、友人との会話、家族との話し合いなど、誰かと「完全に意見が合う」「同じ考えである」という瞬間は、とても気持ちが良いものですよね。日本語では「意見が一致する」「馬が合う」などと言いますが、英語にはこの状況を的actに表す、面白いイディオムがあります。それが see eye to eye です。

直訳すると「目と目で見る」。相手としっかり視線を合わせ、お互いに納得し合っているような光景が目に浮かびますね。

この記事では、see eye to eye の意味と使い方から、特に否定文での応用的な使い方、そして「合意」や「意見の相違」に関連する他の英語表現まで、詳しく解説していきます。このイディオムをマスターすれば、人間関係における合意や不一致を、より洗練された形で表現できるようになります。

この記事で覚える英語表現

  • see eye to eye の基本的な意味と使い方
  • don't see eye to eye という否定形での頻出用法
  • onabout を使った具体的な論点の示し方
  • 「同意する」「意見が違う」を意味する類義語・代替表現
  • ビジネスやプライベートでの実践的な使い方

今日の英語表現

see eye to eye の基本的な意味

see eye to eye は、「(誰かと)完全に意見が一致する」「全面的に同意する」「同じ考え方である」という意味のイディオムです。二人以上の人が、特定の事柄について、全く同じ見方や考えを共有している状態を表します。

この表現は、旧約聖書イザヤ書の一節に由来すると言われており、非常に長い歴史を持つ言葉です。「見張り人たちが、目と目を合わせて見る」という描写が、後の「意見の一致」という意味につながったとされています。

see eye to eye の使い方

肯定文:「私たちは意見が一致している」

see eye to eye は動詞句として使います。with を使って相手を示し、onabout を使って何について意見が合うのかを示します。

My boss and I see eye to eye on most things.
(私と上司は、ほとんどのことで意見が一致します。)
Luckily, my wife and I see eye to eye on how to raise our children.
(幸いなことに、妻と私は子供の育て方について考えが完全に一致している。)
否定文:「私たちは意見が合わない」

このイディオムは、don't see eye to eye という否定の形で使われることが非常に多いのが特徴です。「意見が合わない」「そりが合わない」という、意見の不一致を穏やかに表現するのに便利なフレーズです。

They are good friends, but they don't see eye to eye on politics.
(彼らは良い友人だが、政治に関しては意見が合わない。)
My father and I don't always see eye to eye, but we respect each other.
(父と私はいつも意見が合うわけではないが、お互いを尊重している。)
**ワンポイント:不一致を穏やかに伝える**
`I disagree with you.`(あなたに反対です)と直接的に言うよりも、`We don't see eye to eye on this matter.`(この件に関しては、私たちは意見が合わないようですね)と言う方が、対立を避け、より穏やかで丁寧な印象を与えます。

「同意する」「意見が違う」を伝える代替表現

see eye to eye の他にも、合意や不一致を表す表現はたくさんあります。

agree with someone

「(人に)同意する」という、最も一般的で基本的な表現です。

I completely agree with your opinion.
(あなたの意見に完全に同意します。)

be on the same page

「同じページにいる」という直訳から、「(計画や状況について)同じ理解を持っている」「認識が一致している」という意味で使われます。会議などで、参加者全員の認識が揃っているか確認する際によく使われます。

Before we start the project, let's have a meeting to make sure we're all on the same page.
(プロジェクトを始める前に、全員の認識が一致しているか確認するために会議をしましょう。)

have a difference of opinion

「意見の相違がある」という、丁寧でフォーマルな表現です。We don't see eye to eye. と似ていますが、より客観的に意見の不一致という事実を述べるニュアンスです。

We had a difference of opinion about the best way to proceed.
(私たちは、最善の進め方について意見の相違があった。)

今日の英語クイズ

あなたは同僚と、新しいオフィスのデザインについて話し合っています。あなたはモダンなデザインを好むのに対し、同僚は伝統的なデザインを好むため、全く意見が合いません。この状況を第三者に説明する時、最も適切な表現はどれでしょう?

  1. We see eye to eye on the new office design.
  2. We are on the same page about the design.
  3. My colleague and I don't see eye to eye on the new office design.
  4. We have no difference of opinion.

答え 正解は 3. My colleague and I don't see eye to eye on the new office design. です。 don't see eye to eye を使うことで、「意見が合わない」という状況を的確かつ穏やかに表現できます。on を使って、何について意見が合わないのか(新しいオフィスのデザインについて)を明確にしています。

最後に

今回は、「意見が一致する」を意味する see eye to eye というイディオムをご紹介しました。特に否定形 don't see eye to eye が、意見の不一致を波風立てずに伝えるための便利な表現であることがお分かりいただけたかと思います。

ビジネスでもプライベートでも、他人と意見が食い違うことは日常茶飯事です。そんな時、このイディオムを知っていれば、相手との関係を損なうことなく、スマートに自分の立場を示すことができます。

ぜひこの表現を覚えて、円滑なコミュニケーションに役立ててください!

参考・引用

  • 特になし